南海電気鉄道は、一部運休中の特急「ラピート」について2021年10月30日(土)から土休日ダイヤのみ運転を再開します。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う利用状況を受け、難波駅と関西空港駅を結ぶ特急「ラピート」の一部列車は2020年4月24日から運転が取り止められていました。南海電鉄によると、新規感染者数の減少やワクチン接種の進展、政府における行動制限緩和の検討など現在の社会情勢を踏まえて判断したとのことです。
土休日ダイヤで運転を再開するのは1日あたり上下各7本の特急「ラピート」で、10月30日(土)からは上下各24本のすべての列車が運転されます(運転時刻は下表を参照)。これにより、関西空港を拠点とした移動需要に対して適切な輸送力を提供するとしています。運転を再開する列車の乗車券類については、10月21日(木)から前売り発売が開始します。
なお、平日ダイヤの特急「ラピート」は一部運休が継続して実施されます。平日の運転再開時期については、利用状況や新型コロナウイルス感染状況などを考慮して引き続き検討するとしています。
土休日ダイヤの特急「ラピート」運転再開に伴い、8月7日から運転しているラッピング列車「すみっコぐらしラピート」の運転本数も増加します。それを記念して、「すみっコぐらしラピート」の運転室と車掌室に「制服を着たすみっコぐらしのぬいぐるみ」たちが乗って乗客を出迎えます。「すみっコぐらしラピート」は12月末頃まで運転され、運行表は特設サイトで公開されています。
また、土休日の運転再開を記念して、「南海・特急チケットレスサービス」で12月頃にキャンペーンが実施される予定です。詳細については決まり次第、告知するとのことです。